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豊島区 都市整備部主催の『雑司が谷景観まちづくりワークショップ』に参加してきました。
どんな会だったかというと、豊島区のサイトから引用。
重点的に景観まちづくりを行なう「景観形成特別地区」の指定に向けて、地域の方と方針やルールについて検討します。
全4回で、第1回の今日はオリエンテーションと称して早稲田大学大学院創造理工学研究科教授 後藤春彦氏の基調講演と集まったみなさんの自己紹介&まちのどこが好きか、残したいか、変えて欲しいか、などについて話しました。

景観とはなにか。
後藤先生が1時間かけてお話ししてくださったことを一言にむりやりまとめると、目に見える「景色」とそれを作り出している「地域」の相互依存関係が「景観」だそうです。
もっと噛み砕くと、ただ単に建物とか風景だけじゃなく、そこにある人々の営みや歴史・文化・記憶、場所が合わさったもの。
雑司が谷に住む私たちも景観の一部であるというのが新しい気付きでした。

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今日集まった方々は約40人。としま案内人雑司ヶ谷のメンバーや御会式の講元、大門欅並木保存会の会長さん、そして雑司が谷に先祖代々住む方や私のようにここ数年で引っ越してきた方などがいらしていました。

まずみなさんのお話から一番感じたのは、雑司が谷への愛。
緑が多いこと、うぐいすの声が聞こえたりハクビシン、たぬきなどが生息していたり自然が豊かなこと。
歴史が深く、街並みも夕暮れ時などは心にジンと来る風景も多いこと。
なんといっても御会式の盛り上がり、音、まちの一体感がすばらしいこと。
みなさん笑顔でお話しされていました。


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ちなみに、雑司が谷エリアの緑の分布は26%なんですって!4分の1以上!
豊島区全体の割合は14%とのこと。かなり緑が多いエリアということが数字で見てもわかりますね。
雑司ヶ谷霊園や寺社仏閣があることもそうですが、庭木の多さも他のエリアに比べて多いそうです。

課題、については雑司が谷3丁目の方が多かったこともあり、ケヤキ並木への関心が高く感じました。
ケヤキ並木にトラックなど車が結構なスピードでたくさん入ってくることが気になるという声が多く、それには私も同意。
一方通行にできないか、などという意見が出ていました。

個人的に早く対応してほしい〜!と思ったのはこちら。
鬼子母神の大銀杏の立て看板の「樹齢600年以上」という文言。
長く住む方から「俺が子供の頃からあるからもう650年は経ってるハズ!」とのこと。
せっかく鬼子母神堂が国の重要文化財に指定されたのですから、この立て看板の内容も更新してほしいな。


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まちづくりの取り組みとしての意見は、案内看板が欲しいという声がボランティアガイドの方から出ました。「鬼子母神 ここから◯◯m」みたいなものがあるといいと。
確かにそういう看板ないですね。私も目白通り歩いていると道を訊かれたりします。
マップは充実してきましたが道路に案内標識あったらいいかもしれません。
お正月の七福神迷子も減るかも(結構多いんです)。

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次回はまちあるきをして、写真に寄る景観採集をするそうです。
今後のワークショップ、どんな風にしたいですか?という質問に、私は「もっと若い世代が増えたり参加者の層を幅広く欲しい」と提案させていただきました。

そもそもこのワークショップ自体、私はとしま案内人 雑司ヶ谷 ボランティアガイドの定例会にて知りました。広報としまと地域のスポット(案内処や創造館など)そして区役所のサイトで告知していたそうですが、周りの認知度はとっても低い。

「商店街に活気が戻ると良い」という意見などもありましたが、その議論を商店街に属する人が誰もいない状態で話しても机上の空論になってしまうので、もしその議論をするなら商店街の方をお呼びすることが第一と思いました。

また今回は雑司が谷3丁目の方と案内人で7割くらいを占めていたと思うので、住んでる方のエリアも幅広くなるといいな思います。
ちなみに今回の雑司が谷のエリアの定義はこちら。

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目白通りから千歳橋を経て明治通りが境目となり、北はジュンク堂のところの五叉路まで。
あずま通りも雑司が谷エリアに入っています。

年齢も50代以上がほとんどのようにお見受けしました。
年齢層も幅広くなるといいなあ〜と思います。

全戸配布の広報としまタブロイド版や女性にやさしいまちづくり担当課が運営するとしまスコープなど、現在あるなかで若い世代にキャッチしてもらいやすい媒体でも積極的に広報して、情報を届けて欲しい。

今回の話し合いの中で、「雑司が谷がやがやプロジェクトがユネスコ未来遺産に登録されたとき、住民は何も知らなかった。街のことが何も知らない間に決まっていることに違和感を感じた」という意見がありました。
「だから今回来ました」とおっしゃられていましたが、そもそもその話し合いの場があることが知られていないことも改善の余地ありかなと思います。


さて、長くなってしまいましたがレポートでした。
このワークショップ、途中から参加できるのかはちょっとわからないのですが(すみません)、もし参加できるのであればなるべく広く雑司が谷のみなさんに参加していただいて話し合えれば良いなと思います。
だって、これ最終日に雑司が谷を景観形成特別地域に指定する際の基準案を区の方から提案していただいて、それに対して意見を言えるんです。
知らないうちにまちづくりのルールみたいなものが決まってしまうのって、ちょっと怖いですよね。
雑司が谷として何を守って大事にするのか、それを決めてるということをまず地域の人が知るべきと思います。
冒頭に書いた後藤先生のお話の通り、私たち住人も景観の一部なんですから。


私は次回も参加する予定ですので、またレポートしたいと思います。
参加したいけど行けない!という方、まちで私に出くわしたら「これ言っといて〜!」とかおっしゃってくださいね。次回は6月17日です。